うつ病に効果があるしじみ

うつ病対策にしじみが役立つ

最近うつ病に掛かる人たちが増えています。
平成26年の厚生労働省の調査ではうつ病患者は73万人で、ある調査では生涯にうつ病を発症する人は16人に1人と、私たち達にとって身近な心の病です。
うつ病の原因は過労や人間関係、また将来に対する不安など様々な要因があり、意欲の減退や自己嫌悪、過度の疲労感や焦燥感などに苛まれ、最悪の場合自殺行為を引き起こしてしまいます。

しかし、うつ病は周囲の環境が要因であるばかりではなく、普段の食生活や体調不良など身体的な要因でも引き起こされることをご存知でしょうか?
そして身体的な要因で引き起こされるうつ病には、しじみが含有する栄養素が効果的です。
今回はうつ病対策としじみの栄養素をお話しします。

身体的な要因から来るうつ病

うつ病は身体的な要因でも発症します。
例えば睡眠障害であるとか、慢性的な疲労感、神経痛、食欲の減退など原因が分からず体調が狂うこと、今後の自分の体に自信が持てなくなりうつ病が発症します。
また加齢によりホルモンバランスが崩れたり、神経伝達物質が上手く機能しなくなったりするとイライラやストレスが溜まり、これもうつ病の原因となります。

しかし、これらの身体的な要因のうつ病であれば普段の食生活や生活習慣を見直すことで改善されます。
そして食生活の改善にしじみが持つ栄養素を上手に取り入れることで、うつ病対策になります。

うつ病対策に有効なしじみの栄養素

しじみの栄養素でうつ病対策になる成分は以下の2つです。
ビタミンB群
亜鉛
これらの栄養素はどのように身体に働きかけ、うつ病対策になるのでしょうか?
その機能を説明します。

ビタミンB群

うつ病と神経伝達物質の関係

最近の研究で、人の心の高揚感や倦怠感は脳内にある神経伝達物質が関係していることが分かっています。
例えば睡眠で覚醒時に働くセロトニンは心のバランスを保つ力があり、自律神経に作用し食欲に作用するノルアドレナリンは意欲や興味といった心の動きに作用します。
また楽しいといった快楽を感じる時はドーパミンが分泌されます。

しかし、何らかの原因でこれらの神経伝達物質の分泌量が減ったり、正常に機能しなかったりすると焦燥感や不安、意欲や興味の減退、不快や無常観という負の感情に心が支配されます。
厚生労働省の説明でも、これらの神経伝達物質をコントロールする薬が抗うつ薬であるとしています。

ビタミンB群の役割

ビタミンB群は体内でエネルギーを作り出すときに必要な触媒の役割を果たす栄養素です。
その中でもビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12は神経細胞や神経伝達物質の生成や維持にも関係しています。
しじみはその中のビタミンB6とB12を含有します。
では、しじみが含有するビタミンB6、B12は、神経系にどう作用するのでしょうか?
ビタミンB6は神経伝達物質を作る
ビタミンB6はアミノ酸の代謝や神経伝達物質に関係します。
実はこのビタミンB6、神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの合成に必要な栄養素です。
ビタミンB6が不足すると、これらの神経伝達物質が減少し、負の感情に支配されうつ病の原因になります。
しじみでビタミンB6を摂取することで、これらの神経伝達物質を合成することが出来ます。
ビタミンB12は脳神経の再生を担う
ビタミンB12は別名「脳のビタミン」と呼ばれるほど脳に必要不可欠な栄養素です。
ビタミンB12は脳の神経や末梢神経の再生や修復に関係し、不足すると軽微であればイライラや不安感が、重度だと睡眠障害や手足のしびれ、そしてうつ状態を引き起こします。
また脳に酸素を送るヘモグロビンの合成にも関わっており、不足すると脳へ酸素を送る量が減るので健忘症や認知症を引き起こします。
しじみは特にビタミンB12が豊富で、わずか30gで一日に必要な量を摂取できます。
しじみのビタミンB12が脳細胞の再生を促し、脳に酸素をスムーズに供給し、脳の働きを活性化します。

亜鉛

意欲や性欲の減退はうつ病発症の原因です。
例えば男性ホルモンで精子を作るテストステロンは、性欲ややる気といった正の感情に関係します。
女性ホルモンである卵胞ホルモンのエストロゲンも意欲増進や精神安定に関与しています。
これらのホルモンの分泌量は加齢と共に減るため、年を取るとうつ病発症のリスクが高まります。

亜鉛はこれらのホルモンを合成する際に必要なミネラルです。
日本人の食生活では亜鉛は不足傾向なので、しじみが含有する亜鉛は貴重です。
亜鉛を積極的に摂ることで分泌量が減少するホルモンの生産量を増やします。

まとめ

うつ病は心の病なので周囲の環境や本人の気持ちの問題だと考える人が殆どですが、実は栄養不足や身体の機能の衰えで引き起こされる場合もあることがご理解いただけたでしょう。
うつ病は他の病気と異なり、改善するまでの期間が判然とせず、家族の生活にも大きな影響を与えます。
しじみはうつ病の原因となる神経伝達物質を生成するビタミンB6、脳神経を再生するビタミンB12、ホルモンの合成に必要な亜鉛を豊富に含有します。
抗うつ薬は副作用も強いですが、しじみで副作用が出ることはありません。
安くて美味しいしじみをうつ病予防の健康食として、ぜひお役立てください。
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