オルニチンがNGな人

健康な毎日を過ごすために必要なオルニチンは今、特に肝臓に不安を抱えている方に人気があります。
ほかにもアンチエイジング世代の方の美肌維持や新陳代謝を促進してくれる効果によるダイエットへの利用など様々な方が利用されています。
しじみに含まれているこの成分は健康、美容にいいものとされ多くの方が利用されていますが、中には、利用してはいけない方がいます。

血液内のオルニチンが高値となってしまうオルニチンアミノ基転移酵素欠乏症、この病気は脳回転状脈絡膜網膜委縮症という病気ですが、オルニチンの主要な異化反応を触媒するオルニチン-δ-アミノトランスフェラーゼ「OAT」の欠損によっておこる病気です。
この病気の場合、得意な眼底所見があり、血液内のオルニチンが高い数値になります。
ただHHH症候群との識別を行う必要があります。
HHH症候群の場合、眼底所見がありません。

幼少期から視力が悪く、だんだんと進行して最終的に45歳から65歳くらいに失明してしまう方が多い病気です。
お子さんの症状として、夜間目が見えにくくなる、あまりよく見えていないようだと気が付くことで診断を受けるという事が多いので、お子さんが夜見えているのか、良く見えていないのかという事がわかるまで、病気の診断がつきにくいという事があります。

血液内にこの成分が非常に多くなるという状態なので、オルニチンを摂取してしまう事により症状を悪化させてしまう事も考えられます。
診断に関しても血液内の成分量を調べることが必要です。
この病気と診断された場合、ビタミンB6の摂取を行うという治療が検討されています。

この病気かどうかは、この病気の特徴である眼底所見にプラスして、血中オルニチンが高値であること、HHH症候群との識別判断が行われていること、新生児の場合には眼底所見が明らかにならないことも多いので、遺伝子解析を行うことが診断に必要となる場合もあります。
この病気は100万人に一人といわれる先天性代謝異常症ですが、こうした病気、症状がみられる場合には、必ず医師に相談してからサプリメントなどを利用すべきです。