オルニチンにある歴史

お父さんがお酒を飲み過ぎて帰ってきた翌日、二日酔いでよたよたするお父さんに怒りつつも、温かいしじみのお味噌汁を作るという日本のお母さんの姿、ドラマなどでもよく見かける風景です。
二日酔いの翌日はしじみ汁、この日本独特の風習は古くから行われてきたものです。

しじみの成分であるオルニチンが肝臓の働きを助けてくれるというのは、しじみの成分であるオルニチンの研究によってわかったことで、オルニチンがアミノ酸の一種だとか、血液内に溶け込む遊離アミノ酸として肝臓で働く成分だとか、成分についての詳しいことが分かったのは研究によるものです。
でも、日本で縄文時代から食していたといいますから、日本人としじみの関係は実に深いものがあると感じます。

縄文時代は今の様にお肉などのタンパク源を摂取することが難しい時代です。
しじみは当時の方々の栄養素の補給になくてはならないものでした。
縄文時代の貝塚からは、たくさんのしじみの貝殻が発見されていますが、当時の摂取カロリーのうち、20%近くをしじみが占めていたといいますから、しじみは日本人の祖先の命を繋いできた食べ物ということがわかります。

江戸時代の文献を読むと、蝦夷の三絶という言葉が出てきます。
これは、厚岸の牡蠣、十勝川のフナ、これに加えてしじみが、蝦夷の三絶と呼ばれ栄養価の高いものとして認識していたようです。
今でこそ、滋養強壮のある食べ物、精をつける食べ物というとうなぎなどがあげられますが、江戸時代の庶民にとっては、土用しじみと呼び、滋養強壮力の高い食べ物として食されていたのです。
しじみのパワーはその科学的根拠がなくても、当時、しじみを食べていた方々に浸透していたということがわかります。

今でこそオルニチンという成分が肝臓に良い働きがあり、体にとって有用な働きをしてくれると知られていますが、日本人はしじみを食すという長い歴史の中で、しっかりその有用な効果を体で体得していたのです。
手軽に摂取できるサプリメントなどを利用できるようになった今、健康、美容のためにも積極的にオルニチンを利用しましょう。